食生活を考えよう - Back to TOP -
最近の食生活を考えてみましょう。おじいちゃんおばあちゃんの頃と現在の私達と比べるとずいぶん変わったと思います。 朝食はご飯からパンに、インスタント食品や冷凍食品が調理の簡単さもあり多く取り入れられ、ファーストフード店やコンビニエンスストアーは若者を中心にして大流行ですね。 また、栄養の取り方も変わってきています。 昔は冷蔵庫がなかったため「旬のものを旬にいただく」という最も栄養バランスのとれた食事法でしたが、冷凍保存により海外から輸入される肉類や乳製品などによりコレステロールの高い欧米型食事が多くなりました。 そして、日本人の体格は身長がのびて脚も長くなり、胴長短足という日本人固有の体型が失われつつあります。
そして、欧米型の食生活によって、大腸ガン・肥満・動脈硬化・心筋梗塞などという病気も増加しています。 これは、大人だけでなく、このような食生活で育つ子供たちが大人になった時の影響が心配されます。私たちの子供のためにも食生活を考えましょう。 |
グルメブームがもたらすもの - Back to TOP -
グルメブームといわれて久しく、それは未だにすたれる気配を見せません。 テレビ番組はこぞって「おいしい店」の話題を取り上げ、ブームをあおっています。 おいしいものを好きなだけ食べたい、それは誰もが持つ欲求といえましょう。
特に現代は飽食の時代といわれ、好きなものをいくらでも手に入れられる世の中です。 そのため毎日がごちそうという家庭も珍しくありません。 しかし、それが体にとっていいかどうかとなると、話は別です。むしろ病気を引き起こすケースが多いのです。 たとえば糖尿病や、帝王病の異名を持つ痛風などがそうです。 これらはごちそうの食べ過ぎに運動不足が重なることが原因とされ、かつてはぜいたくな食生活をする人がかかるものといわれていました。 ところが現在ではその境界がなくなり、十代や二十代で発祥する人さえいて、しかもその数が増大しています。
いくらおいしいものを食べても病気になったのでは何もなりません。 本当の食生活というのは、毎日おいしいものを食べ、それでいていつも健康な体を保つことです。 それには運動量に見合ったエネルギーを摂取し、その中で必要な栄養素をしかもバランスよくとることがなにより大切です。 あたり前のことに聞こえるかもしれませんが、案外私たちはそのことを忘れてしまっています。 飽食の時代であるだけに、その重要性をしっかり心に留めておくことが必要です。 |
魚嫌いの子供たち - Back to TOP -
いったん病気になると、元の健康な状態に戻るのはなかなかむずかしく、多くの人が苦労を強いられます。 そうなっては大変ですから、今からきちんとした食生活を心がけましょう。 つまり必要な栄養素と体に良い働きをするものをバランス良くとることです。
そこで、近年注目されているものがあります。それが魚肉です。 魚肉は高タンパクでしかも低エネルギー食品であるうえ、カルシウムを始めとする無機質やビタミンDなどのいろいろな栄養素がたつぷり含まれています。 このように栄養価の高い魚肉ですから、特に成長期にある子供たちには是非食べてもらいたいのですが、「肉と魚、どっちが好き?」と尋ねると、「お肉!」と答える子供が多いのはとても残念です。
子供の魚離れはだんだん強まる傾向にあります。特に、焼き魚や煮魚など、骨がついたまま調理された魚を子供たちは嫌うようです。 恐らく小骨が喉に引っかかるなどの経験や食べにくさなどが、知らず知らずのうちに子供たちを魚嫌いにさせてしまったのでしょう。
しかし、肉と魚を比べた場合、積極的に子供たちに食べさせたいのは魚のほうです。 というのも魚には子供の成長に必要なカルシウムが多く、その上、特にイワシやサバなどの背の青い魚には頭をよくする成分であるDHAが豊富に含まれています。 また、低エネルギーですから子供の肥満が深刻化する現代にあって、その防止にもなります。肥満は軽く考えてはならないものです。 子供の頃に肥満すると、大人になってからもその傾向が強いことが指摘されています。ですから子供には積極的に魚を食べてもらいたいのですが、ここで立ちはだかるのが子供の魚嫌いです。
従来の調理方法では魚を口にしないでしょうし、無理矢理食べさせようとしても、子供は嫌がるばかりでしょう。 しかし、形を変えたものであればどうでしょうか。 魚であって魚でなく、しかもおいしいもの。 それなら子供はきっと口に入れるはずです。 そのような食品で誰もが真っ先に思い浮かぶものといえば、かまぼこではないでしょうか。 かまぼこは魚肉でできていますから、栄養があって、しかも切っただけで口に入れられるという便利さの他に、さまざまな料理に使えるという利点を備えています。
魚肉のよさが注目される中にあってかまぼこもまた今、見直されています。 |
三つの機能を果たすかまぼこ - Back to TOP -
食べ物には三つの機能があることをご存じですか?
ひとつ 体をつくったりエネルギーになったりする、いわゆる体に必要な栄養素の供給です。
ふたつ 味覚に対する満足度、すなわち“おいしさ”です。
みっつ それを食べると脳の働きが活発になるなどの、体に対する有効な働きです。
これらの機能がどれでもすぐれていて、しかもそのバランスがよければ、それは健康を増進させる食べ物ということになります。
では、かまぼこの場合はどうでしょうか?
まず最初の機能は、なんといっても、タンバク質が豊富です。また、脂肪は牛肉や豚肉のそれと異なり、たくさん食べても肥満や動脈硬化を引き起こすことがありません。
2番目の機能といえば、かまぼこは歯ごたえががありプリプリとしています。 これはかまぼこ独特の触感で、人気の要素ともなっているものです。余談ですが、中国ではこの種の食感のことを「脆」といって表現し、中国人がもっとも好むところのものです。 そのため香港では日本のかまぼこを前菜に使って、それが人気をよんで繁盛した店もあるほどです。
3番目の機能は、かまぼこをよく食べることで血中コレステロールが低下し、動脈硬化が予防されるなど、体にすばらしい働きをもたらします。
三つの機能ともすぐれていて、しかもそのバランスのいいのがかまぼこです。 かまぼこは、健康を増進させる理想的な食品といえましょう。 |
主役を引き立てる名脇役 - Back to TOP -
現代人はとかく時間に追われがちで、そのような中で毎日三度の食事をとり、しかも必要な栄養素をきちんと摂取するのは以外と大変なことです。 時間がなくて朝食を抜いたり、夜は夜で、勤め帰りのサラリーマンであれば食事よりもお酒のほうが中心になったりで、どうしても不規則な生活を送ってしまいがちです。 これではそのうち体をこわすことにもなりかねませんが、かといつて改めにくいのも事実でしょう。
しかし、そこに調理の手間が少なく、しかも手軽に口に入り、その上栄養の豊富な食品があればどうでしょうか。日頃不足しがちな栄養を簡単に、しかも十分とることができます。 その代表がかまぼこです。
かまぼこは、なんといっても、手軽に口に入ります。 切るだけでそのまま食べられるという最大の利点を持っています。 朝寝過ごして朝食をとる暇がない時や、朝の慌ただしい時間帯でのお弁当作りには大変便利です。 手間いらずで、しかも栄養たっぷり。 もちろんさまざまな料理に使えます。和え物、揚げ物、丼物、炒め物、蒸し物、汁物などなどねかまぼこくらいどの料理にも使え、これほど何にでもマッチする食品はないといってもいいくらいです。
主役になることは少なくても、主役を引き立てる名脇役、それがかまぼこです。 |
●お弁当で活かす - Back to TOP -
「今日のお弁当、何を入れようかしら」と毎日頭を悩まされている人も多いでしょう。 お弁当のポイントは見栄えと栄養です。 蓋を開けた時に「ワァ、おいしそう」と思える、いわゆる目を楽しませるものであることが大切で、その次が栄養が豊富であることです。 その点かまぼこはどちらの場合でもそのトップをいきます。
かまぼこの際立った特徴の一つであるあの真っ白な色は、それだけで美しいですが、そのうえ他の料理をも引き立てます。 またまぼこの中には、上部がピンク色したものや、だて巻きのように全体が黄色のものや、カニ風味かまぼこのように表面が赤い色をしたものなど、美しい色合いのものが多く、目に鮮やかです。 そのようなかまぼこがほんのわずか入っていると、それだけで全体が華やかになります。
しかもかまぼこは高タンパク食品ですから、このもっとも大事な栄養素をかまぼこによってまかなえます。 なお、かまぼこには天然の色素が使われています。 |